2007年12月08日

ブッシュはイラクに恒久的に居座ることを狙っている

米国ブッシュ大統領の「イラク自由作戦」によりイラクでは100万人の人々が殺されました。ブッシュは米軍のイラク駐留を恒久化し、イラク経済を略奪しようとマリキとの合意を進めています。
ブッシュはイラクに恒久的に居座ることを狙っている
「イラク自由」作戦の内実
マージョリー・コーン
2007年12月3日
Electronic Iraq 原文

ブッシュが任期を終える前にイラクに米軍を恒久的に駐留させる合意に署名しようとしていることが暴かれたことで、ブッシュがイラクを侵略し政権をすげ替えたことの本当の意図が確認された。

イラク侵略は大量破壊兵器とは関係なく、サダムとアルカーイダの関係なく、イラクの人々に民主主義をもたらすことでもなかった。これらの主張は、「イラク自由作戦」の真の意図----イラクに米軍を常駐させること----をごまかすための嘘だった。2007年11月26日、米国とイラクが恒久的な「治安関係」を確立するための交渉をしているとブッシュが発表したとき、彼の様々な嘘がいっそうはっきりしたのだった。

ブッシュは、イラクの指導者たちは、「イラクの成功が、自分(ブッシュ)の任期を超えて米国が政治上・経済上・治安上の関与を続けることにかかっていることを理解している」と宣言した。彼が述べた米=イラク「経済」関係は、「イラクに海外からの投資を促す」ものである。イラク政府高官二人はAP通信に対し、ブッシュは米国の投資に対する優遇措置を交渉していると語った。

ブッシュがイラクを米国の石油企業の安全な投資先にしようとしたのはこれが初めてではない。ブッシュは、イラクの進歩を示すベンチマークとして「イラク石油法」をしつこく通させようとした。この法律は、イラクの石油のうち4分の3の支配を外国企業に与えるものである。イラク石油労働者組合の反対にあったイラク議会は、この法律の採択を拒んだ。

その間もずっと、ブッシュはイラクに巨大軍事基地を建設してきた。アナコンダ基地はイラクの土地15平方マイルを占領して建てられたもので、プールやジム、映画館、美容サロン、学校、そしてアパートが六棟ある。グリーンゾーンでは、6億ドルをかけて作られた米国大使館がオープンしたばかりである。この大使館は世界最大の大使館で、イラクの電力も食料も水も必要としない完全に自己充足した都市である。

ブッシュがイラクに米軍を恒久的に駐留させる交渉をしている一方、大多数の米国人はイラクを恒久的に占領することに反対している。

ほとんどのイラク人も同様である。ミシガン大学のジュアン・コールのブログ「インフォームド・コメント」は、アラビア語のアル=ハヤト紙の報告を引用し、サドル運動もスンニ派イラク共同戦線も、ブッシュとヌーリ・アル=マリキが署名した米=イラク間の「覚え書き」を拒否していると述べている。これらのグループは、こうした合意は議会の承認がなければ不法であり、米軍撤退の予定表が不在であると文句を言っている。

イラクの人々が米国によるイラク占領に反対するのは当然である。「公正な外交政策」という組織は、「イラク自由作戦」が始まってから現在までに111万8846人のイラク人が殺されたと推定している。オーストラリア生まれのジャーナリスト、ジョン・ピルジャーは「英米の政府がイラクにもたらした死者の数は、ルワンダ虐殺の規模をはるかに超えているかもしれない。大量虐殺のケースとしては、20世紀後半から21世紀にかけての時期で最大のものである」と述べている。

それにもかかわらず、議会は大統領のふるまいを制限しようとしない。ブッシュが、バグダードでは暴力の規模が小さくなったため5000人の兵士を撤退させることができると発表したとき、民主党候補はそれを賞賛し、批判の矛先をイラクで政治的進歩が達成されていないことに向けた。むろん、これだけ多くのイラク人が殺されたあと、殺すべき人は減っているに違いない。

私たちは、政府に圧力をかけ続けなくてはならない。米国にイラクからの完全撤退を求めるとともに、イラン攻撃をブッシュにさせてはならない。議会とメディア、そして世界中に私たちの声をとどけなくてはならない。

マージョリー・コーンはトマス・ジェファーソン法律学科の教授で全米法律家協会の会長。「Cowboy Republic : Six Ways the Bush Gang Has Defied the Law」の著者。

投稿者:益岡
posted by 益岡 at 10:31| Comment(1) | TrackBack(0) | イラク全般
この記事へのコメント
益岡さんに連絡フォームを使用してメールを送信したのですがエラーになります。
この記事へのコメントということでもないのです掲載していただく必要はないのですが、ここに書きます。
*****************
イラク石油法についての記事とイランの反体制運動の記事を読み、私の見方、考え方と一致することに驚き喜びました。

私はイラク反石油法戦線の中核であり推進者であるイラク自由会議(IFC:http://www.ifcongress.com/English/)の独自メディアSANAの一部を日本語で配信しているイラク平和テレビ局in Japan(http://peacetv.jp/)のスタッフもしています。すでご協力いただいているかも知れませんがまだ当方サイトへのリンクは貼られていないので、お願いできないかと思ってこれを書いています。
まだならぜひ一度上記2つのサイトにアクセスしてみてください。

IFCは政教分離の、民主主義的諸権利がすべてのひとに保障されるイラクを建設する闘いに非暴力で地域から取り組んでいます。上記イラン関係の記事の執筆者はIFCの創設にもかかわっているのではないかな、と感じます。IFCの中にイラク女性自由協会というのがありますが、この団体と彼女が創設した団体は深い関係にある..名称もIraq とIran の部分が違うだけで、理念も同じようです。IFCにはイランや日本のメンバーもいます。

もしかしたらご存知のことをくどくど書いているかもしれません。そうだったら失礼をいたしました。お許しください。そしてリンクのことをよろしくご検討ください。お願いいたします。上記サイトのご感想を向井のアドレスにいただければ幸いです。

向井真澄
Posted by 向井真澄 at 2007年12月30日 10:48
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