2007年08月20日

イラク石油省:石油会社への奉仕団体?

イラクを不法に侵略し不法占領を続ける米軍とその仲間たちは、占領下で作り上げた雇われイラク政権に、石油(略奪)法を採択させようとしています。現状の一部。
イラク石油省:石油会社への奉仕団体?
ロン・ジェイコブズ
2007年8月11日
ZNet 原文

OneWorldニュース・サービスによると、イラク国内のすべての宗教、社会、民族グループを反映した2200人のイラク人を対象に、KAリサーチが最近行なった世論調査によると、調査対象となった人々の大多数がイラクの石油資源を民営化することに反対しているという。この世論調査は、オイル・チャージ・インターナショナル、政策研究所、グローバル・ポリシー・フォーラム、PLATFORM、ジュビリー・イラクなど、英米の複数の非営利組織が資金を提供して行われたもので、その結果、スンニ派の66%、シーア派の62%、クルド人の52%が、イラクの石油を国が統制することに賛成している。それにもかかわらず、クルド人政府関係者は人々のこの意見とバグダード政府を無視し、新規石油開発地区の40カ所を海外企業に提供する計画を進めている。これらのクルド人当局の動きに加えて、2007年8月8日にはダウジョーンズ通信が「巨大石油企業トタールSAとシェブロン社は、イラクが石油法を採択したら、イラク最大の油田の一つで炭化水素資源の採掘開発を共同で行うためのサービス合意に署名した」と伝えている。この報道は続いて、イラクのグリーン・ゾーンの政府関係者たちとの間には生産共有合意(PSA)はまだ成立していないものの、これらの合意により、二社は、問題となっている油田の開発に向けて「大きく前身した」という。この油田は推定120億バレルの石油を擁し、イラクで第四の大油田である。このマジヌーン油田に加えて、二社は同じ地域のより小規模な油田についても合意を目指している。

これまでのところ、イラクでは石油法は成立していないが、米国政府と、グリーンゾーンにあるその雇われイラク政府がごり押しするならば、現在検討中の石油法は9月に成立することになるだろう。イラク状況をフォローしている人々の多くが知っているように、この法律により、基本的に、イラクにある未開発の油田に対してイラク人がそれを統制することはできなくなる。石油の支配権は外国の入札者に売り払われることになり、その際には、米英の石油企業が中心を占めることになるだろう。このような支配権の移動を可能にする枠組みは、生産共有合意あるいはPSAと呼ばれている。この石油法は、バグダードで書かれたというよりも、世界の富を手中に収めようと策略をめぐらせているワシントンの官僚が生息するビルの中そしてウォールストリートの資本主義者により書き上げられたもので、ワシントンの政府関係者ほぼ全員が、バグダードの傀儡政府に対してできるだけ早く採択するように、それが最も重要なベンチマークであると圧力をかけているものである。ホワイトハウスと米国議会にとっては不幸なことに、イラク議会の過半数の人々がこの計画にそのまま従うことを拒否し、この究極の富を、イラクを侵略し、イラク社会とインフラを破壊したご褒美として米国に与えようとは考えていない。米軍のペトラウス将軍が米国議会に報告書を提出する予定の9月末までのこの石油法が採択されていなかったときに何が起きるかはまだわからない。

グリーンゾーン内にある傀儡政権の中には、できるだけ早く骨子は変えずにこの石油法を採択させるためにはどんな手段でも使うという関係者がいる。イラクの国家資源に対するこの略奪計画に関与している一人は、イラク石油相フセイン・シャフランスタニである。彼は、最近、石油法を採択させるために、イラク石油労働者組合を禁止した。2005年に成立したイラク憲法は「専門組織や労働組合を結成しそれに参加する権利」を保証しているにもかかわらず、結成と運営の手段について規定する法律が採択されていないという事実を持ち出して、石油相は、それらの手続きを規定する法が成立しない限り労働組合は認められないと宣言したのである。シャフランスタニは、サダム政権下で通用していた、あらゆる組合を禁ずるという古い法律を埃の中から取り出し、石油労働者組合の存在を否定したのである。法律をめぐるこのイカサマにもかかわらず、石油労働者たちは組合を支持し、新たな石油法の採択に反対する組織的活動を行なっている。世論調査の結果を信ずるならば(そして結果を否定する理由はほとんどない)、イラクの石油労働者たちは石油法案を支持し万年筆を使って大規模な略奪をたくらむグリーンゾーンの傀儡政権よりもはるかに普通のイラク人の意見に近い。

クルド人政府関係者の動きについて言うと、それはクルド人地区の自治をさらに強めようとする試みの一つであるように見受けられるが、過半数のクルド人がイラク石油の国有を支持しているという事実から考えると、別の姿が見えてくる。実際、この動きは、一部のクルド人エリートたちが、クルド民族の名を騙って大規模に私服を肥やす企みのように見える。こうしたことが起きたのは今回が初めてではない。というのも、クルド民族の近現代史には、クルド人の名を使って私利私益を追求する人たちの例には事欠かないからである。

背景については、リンダ・マクウェイグ著『ピーク・オイル』(作品者・益岡賢訳)をお読みいただけますと幸いです。

投稿者:益岡
posted by 益岡 at 08:35| Comment(1) | TrackBack(0) | イラク全般
この記事へのコメント
金持ちのおじさんが道を歩いているところに、まわりから「こいつはピストルを持って居るぞ。いま撃とうとして居るぞ。すぐやめさせろ。殴れ殴れ」とA氏が言う。
B氏・J氏も「そのとおりだ。殴れ殴れ。」と言う。
まわりの人たちは「いやこの人はピストルなんか持っていない。殴ったりしてはいけない。」と言っているのに、A氏は「殺ってしまえ」と手下に命令し、B氏も手下に命令した。
J氏は手下に命令して、A氏の手下を車で現場まで連れて来た。
A氏・B氏の手下は金持ちのおじさんを殴り殺してしまった。手下がまわりの人々を威圧しながら、おじさんの周りを取り囲んでいる間に、おじさんのポケットに入っていた札束をA氏・B氏が分けてしまった。

まわりの人たちが言ったとおり、殺されたおじさんはピストルを持っていなかった。
Posted by 強盗殺人犯=BushBlairKoizumi at 2007年08月23日 03:00
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