2007年03月07日

ブッシュ政権:イラクにおけるリンチ法

死刑判決を受けたイラク人女性3人についてのソーシャリスト・ワーカー紙の記事。短いものなので、全訳でご紹介します。

ブッシュ政権:イラクにおけるリンチ法
ソーシャリスト・ワーカー紙原文
2007年3月10日版

リカ・オマール・ムハンマドは死を待っていた。26歳の母親である彼女は、バグダードの刑務所で、刑務所内で生まれた子どもと暮らしていた。

3月2日、彼女は、絞首刑による自分の処刑が延期されたことを知った。国際的な抗議の声があがったあとだった。彼女の運命はわからない。

彼女は、何の罪を犯したのだろう? 夫と弟が、2005年、米=イラク軍のパトロールに対する攻撃を組織したとして告発されている。

これが、ジョージ・ブッシュのイラク、サダム・フセインの圧制から解放しなくてはならないと聞かされ続けてきた結果もたらされたイラクである。

リカは、他の二人の女性、ワッサン・タリブ(31歳)とザイナブ・ファディル(25歳)とともに絞首刑になることが予定されていた。これらの女性は、裁判で「テロ行為」により有罪とされたが、この裁判は各所から不正なものだったと批判されている。彼女たちには弁護士を付ける権利さえ与えられなかった。

3人とも、レジスタンスのメンバーであることを否定している。彼女たちが殺されようとしているのは、他のイラク人に対する見せつけとしてである----レジスタンスに参加したとして非難を受けたイラク人は誰であれ、妻や姉妹も一緒に処刑される・・・。

女性たちはは、首都バグダードのカダミヤ刑務所に拘束されている。この刑務所は、拷問と強姦が蔓延していることで悪名を馳せている。

イラクの人権団体の会長であるムハンメド・コルシドによると、イラクでは450の刑務所やキャンプ、留置場で、2000人以上の女性が「治安拘束」を受けているという----サダム・フセイン政権下よりもその数は多い。

その大多数は、米軍兵士とイラク軍による日常的な掃討作戦で捕まった人々である。

米軍は、秘密施設ネットワークを運営しており、そこに裁判なしで1万3000人以上の人々を拘留していると考えられている。

ワッサンは、レジスタンスの作戦の際に警察官5人を殺したとして有罪となった。彼女には3歳の娘がいる。

ザイナブと夫および従兄弟は、昨年9月にバグダードでイラク軍のパトロールを攻撃したとして有罪になった。

アムネスティ・インターナショナルによると、米国が2004年8月に死刑を復活させて以来、少なくとも68人の男女が処刑された。

人権団体は、2006年9月6日にはバグダードで27人が絞首刑にあい、さらに2006年9月21日にはイルビルで11人が絞首刑にあったと発表している。これらの処刑は秘密裡に行われている。

この記事が印刷されつつあるとき、3人の女性は、処刑が延期になって、控訴の結果を待っている。

イラク法律家組合は緊急の国際抗議行動を呼びかけている。

イラク法務省ハシム・アル=シルビに、抗議のメッセージを送って下さい。
head-minister@iraqi-justice.org

新しい情報については、www.brusselstribunal.orgをチェックして下さい。

著作権:ソーシャリスト・ワーカー(英)。この表示とともに、元ページへのリンクを貼れば、転載可。
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投稿者:益岡
posted by 益岡 at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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