2010年11月11日

戦争ログファイル:現在と今後(3)

クリス・スパノスによるマイケル・シュワルツへのインタビュー(3)。
戦争ログファイル:現在と今後(3)
マイケル・シュワルツ&クリス・スパノス
ZNet原文
2010年11月4日

3. スパノス:ニューヨーク・タイムズ紙は関連する記事の中で、イラク首相ヌーリ・アル=マリキの言葉を言い換えた、リークは「私の首相第2期を失敗させようとするものだ」という言葉を紹介しています。ログファイルは、イラク国内でどのような政治的帰結をもたらすと思いますか?

シュワルツ:イラク国内にもたらされる最大の政治的帰結としては、一般の市民が米国をイラクから追い出す決意をさらに固くする点にあります。この決意は5年以上前からずっと存続していたのですが。米軍の全面撤退期限である2011年12月が近づき、一方でオバマ政権は大規模な(おそらく5万人規模の)米軍が駐留できるよう撤退期限を変更しようと圧力をかけている中で、米軍の継続的駐留に反対する人々のレジスタンスは重要な役割を持つ可能性があります。

首相の座を維持しようというアル=マリキの試みに対する影響ですが、これは、イラク内でマリキに関する情報のどんなところが暴露されるかによると思います。現在のところ、暴露された唯一の点は、2008年にサドル派と秘密交渉したことだけです。マリキ政権に対する攻撃をサドル派がやめるおとと引きかえに、彼は米国が2011年末までに全部隊を撤退させるという公式の約束を主張し(それは地位協定にも書き込まれています)ました。イラク内政の観点からこの秘密交渉がマリキを傷つけているという評判は目にしていませんし、実際のところ、これによりマリキがサドル派と新たな同盟を結ぶことが容易になったのではと思います。米国はそれを口を極めて非難していますが。

マリキが米国をはじめ、イラクに大きく関与しているプレイヤーとの様々な秘密の策略を弄したことは確かでしょうし、その多くは、公に暴かれたなら、彼の政治的立場を傷つけるものだと思います。確かに、リークされた40万点の書類を恐れる理由はあります。けれども、ファイルが、彼の悪辣な行動を十分に証明する情報を含んでいるかどうか、そして、それらが彼の今後に影響を与えるほど十分広まるかどうかは不明です。

投稿者:益岡
posted by 益岡 at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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