2009年11月18日

ファルージャの新生児欠損症に関する請願署名

このブログでも紹介しましたが、ファルージャで新生児欠損症が激増しているとのニュースが入っています。それについて、英国の「イラク連帯キャンペーン」という団体が、国連に向けた請願を行うために署名を集めています。転載自由とのことでしたので、劣化ウラン研究会による、請願文の翻訳と署名サイトへのリンクを掲載します。ファティマ・アーメドは2つの頭を持ってファルージャで生まれた
請願原文
署名ページ
2009年10月18日

国連総会宛の要請文

 若い女性たちはイラクのファルージャで、うろこ状の皮膚を持つ体(先天性角化症)、四肢欠損症、無頭症、二重胎児、単眼症などの赤ん坊が増加するなか、そのような子どもを出産することを恐れています。

 さらに追い打ちを掛けるごとく、恐ろしいことに幼い子供たちがファルージャでガンおよび白血病の増加に見舞われています。

 これらの形態異常は2009年9月1日にと2008年6月に英国のスカイテレビによるドキュメンタリーにより広く公表されています。

 取材陣は直接にファルージャで医師と接触してリポートしており、それによれば、2009年9月に、ファルージャ総合病院で生まれた170人の新生児のうち実に24人%が最初の7日間で死亡しました。驚くことにそのうちの75%の新生児が形態異常を持っていました。2002年8月(すなわちイラク攻撃、ファルージャ攻撃前である【訳注】)の記録では530人の出生中、最初の7日間で死亡したのは6名、そのうち形態異常が見られたのはたった一
人でした。

 医者はファルージャにおいて、とりわけ先天性欠損症だけの例を目撃しているわけではありません。早産もまた同様に2003年当時に比較して増加していることを指摘しています。さらに驚くことに医師によれば「生き残った新生児も無視できない大勢の子どもがその後にひどい障害を起こしている」のだと言います。

 医者のグループの1人、英国の臨床医クリス・バーンズ-コックス博士は、この状況についてブレア政権で国際開発大臣を務めていたクレア・ショート議員に手紙を書いています。クレア・ショートは2003年5月にイラク戦争反対の立場を貫くために辞任しましたが、形態異常に関する質問については後任のダグラス・アレクサンダー大臣に手紙を送りました。

 コックス博士は国際開発省政務長官ガレス・トーマス氏から2009年9月3日付で回答(スカイテレビによる9月1日の放送から2日後)を受けました。

 彼の回答はファルージャにおける年間2ないし3人を超える規模の形態異常出産があることを否定し、従って問題がないと断言するものでした。

 これはファルージャに関するまさにデタラメな報告です。

 一つの墓地の、ある墓掘り職人は一日あたり4人から5人埋葬をしていますが、その大部分が形態異常を示していると言います。

 クレア・ショートは私たちに手紙の写しを手渡しました。

 それは子供の健康および劣化ウランの使用について4年間に受け取った3つの別々の書簡の回答に、注目に値する類似性を持っています。手紙は嘘と特定の目的に基づいて書かれていて、これらが受取人を混乱させるようになっています。自叙伝「高潔な欺瞞?」の著者クレア・ショートは「10番地(ダウニング街・首相官邸のある場所)の本能は嘘をつくことである。」と言います。私たちは極めて深刻な手紙を受け取り、トーマス氏の書いた文章を、そして私た
ちが他の手紙に書かれた虚偽を見つめます。これらの手紙は小さな汚職や税金の問題ではなく、軍と致命的な兵器の使用についてのものです。ある特定の兵器の使用は、途方もなく大きいツケを生みます。イラクは手をこまねいていると子どもがいない国になってしまうでしょう。他の国々がイラクに何が起きたかを見習い、国連憲章、ジュネーブおよびハーグ条約および国際刑事裁判所ローマ規定の完全な無視を模倣することになるでしょう。

 いくつかの国、例えばアフガニスタンのような国では劣化ウランや黄リン弾(白燐弾)などの破壊的な環境影響を長期間にわたり受けることになります。

 私たちが国際開発省に我々の手紙で言うように、英国政府が明確にそれを使用し、結果を知らないままに政策として「犠牲者数を数えない」場合は、英国政府はどのようにそれがイラク戦争において特に「比例」という言葉で、国際法によるアフガニスタンおよび自然環境に長期の被害を与えるようなことは行なっていないと判断することができるでしょうか?

 英国がどのようにして、ストームシャドウ・ミサイル(英国・フランス・イタリアが共同開発した空中発射型巡航ミサイル、2003年のイラク戦争で初めて実戦使用された:訳注)のような国際市場で売る兵器システムの違法性について、イラクの子供たちや大人たちの死そして医療行為の必要性を評価するべき、まさしく政府と省が、真実を話してるかどうか知ることができるでしょうか。

 私たちは国連総会に対して下記の通り求める:

1.イラク、特にファルージャ、バスラ、バグダッドおよびナジャフに先天性欠損症およびガンの症例が、これまでにない規模に数が増えていることに関して深刻な問題があることを認め

2.イラクに先天性欠損症およびガンの症例が増加した問題について十分な調査を行なう独立委員会を設置し

3.劣化ウランおよび黄リンを含めて占領軍によって使われた有毒物質の洗浄を実行し

4.これらの危険に対し子どもたちや大人たちを守るためにも、被曝を最小限にするためにも汚染エリアを規制し

5.国連憲章、ジュネーブおよびハーグ議定書および国際刑事裁判所ローマ規定を支持し,戦争犯罪、あるいは人類に対する罪が犯されたかどうか調査すること。
posted by 益岡 at 08:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ファルージャの状況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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