2009年11月17日

もう一つのアブグレイブ? 英占領軍兵士に虐待されたイラクの人々

英軍による拷問と虐待のケースが表面化しています。数カ月から数年前のものですが、英軍に報復されるのが怖くてこれまで訴え出ることができなかったと。
もう一つのアブグレイブ? 英占領軍兵士に虐待されたイラクの人々
アルジャジーラ原文
2009年11月16日

月曜日に発表された報道によると、英国のイラク占領軍兵士が、イラク人捕虜に無理やりオレンジのジャンプスーツを着せ、お前はグアンタナモ湾の米軍基地で処刑される運命だと告げたという。この23歳のイラク人男性は殴られ、性的虐待を受け、英軍が管理するイラク南部の収容所に連れていかれた。彼はそこがキューバにある米軍の「対テロ」収容所だと思ったと、英インディペンデント紙は報じた。

この男性のケースは、英国国防省が英軍兵士がイラク人民間人を拷問した事件の一つとして調査している。調査対象の中には、16歳の少年にナイフを突きつけて虐待したケースもある。英軍衛生兵の一人も、複数の虐待を加えたことで告発されている。

イラク人の代理を務める弁護士フィル・シャイナーは、BBCとのラジオ・インタビューで、これらのケースは公開で検討し、申し立てを裏付ける証拠があるかどうかを決定すべきだると述べる。彼は、英軍による虐待は「組織的」であると言い、「少数の腐ったリンゴがやったという主張は通用しない、樽全体が腐っている」と述べた。シャイナーは、虐待や拷問を受けた人々のために賠償金を求めるのではなく、正義を求めると語った。

英国国防相は金曜日、虐待に対する「公式調査」を開始したと主張する。ただし、「時期尚早の判断を下されることなく」調査を進めることが認められる必要があると述べ、「基準に達していなかったのはわずかだ」と主張した。

虐待ケースは33件程報告されており、捕虜になったとき拘束した者たちが残忍で屈辱的な性的虐待を加えたと告発したイラク人は数十人いる。米国が運営していイラクの悪名高いアブ・グレイブ収容所を思い起こさせる。

冒頭の男性は、警備員で、イラク南部の都市アマラの路上をパトロールしていた2006年、英軍兵士4人に拘束された。彼は殴打され、イラク南部の英軍基地に連れ去られ、さらに虐待を受けたという。「(それから)濃いオレンジの囚人服を与えられました・・・・・・処刑される人たちに着せられるものです。私は叫びました」と声明の中でこの男性は語る。「グアンタナモに連れてこられたと思ったのです・・・・・・けれどもグアンタナモがイラクからどれだけ遠いかは知りませんでした。そこに連れ去られたら、二度と誰も私の姿を見ることはなくなると聞いていました」。この男性は後に解放されたが、そもそもなぜ拘束されたかはわかっていない。

こうした申し立てが新たに出てきたタイミングについては疑問の声があがっている。というのも、その多くは虐待から数カ月、場合によっては数年後になされたからである。

このケースに関わっているイラクの人権活動家マジン・ユーニスはBBCに、自分が話をした人々は全員、「英軍がイラクに戻ってきて復讐することを怖がっていました」と言う。「今、英軍は[イラクから]撤退したので」。

ユーニスはアルジャジーラに次のようにも語っている:「さらに、これらの犠牲者の中には、訴え出るのをいまだに躊躇していると言う人もいます。というのも、自分たちの名前が、バスラを引き継いだイラク当局や米軍当局に渡らない保証はないからです。そうしたら、再び拘留されるでしょうから」。

投稿者:益岡


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