2008年11月28日

隠蔽されていた地位協定の内容が暴かれた

27日、イラク議会は米軍地位協定を採択しました。新聞でもそのことは報じられていますが、最終的な協定の内容については明らかにされていません。リークされた内容の一部をアルジャジーラが報じています。
隠蔽されていた地位協定の内容が暴かれた
2008年11月28日
Aljazeera原文

イラク議会で協定の詳細をめぐる議論が続く中、イラクのメディアが、米国が進める治安協定の「秘密」条項を暴いた。

米国は、今年12月31日にイラクにおける国連のマンデートが切れたあともイラク駐留を合法化しようとしている。米軍がイラクに採択を迫る米軍地位協定(SOFA)により、米国政府は駐留に必要な法的枠組みを手にすることになる。

SOFAに実際に何が書かれているかについて、ホワイトハウスは、公式の英語協定文の公開を拒んできた。

米国政府もイラク政府も、合意の内容について機密扱いになっている部分は一つもないと主張しているが、26日(水曜日)、アル=モヒート紙は、検討中の協定における秘密の条項として、以下の部分を発表した。

アラビア語ウェブサイトに投稿された「秘密」の条項は以下の通りである。

1. イラクの治安状況に応じて、米軍はイラク軍を支援するために軍事基地を設置する権限を有する。

2. この文書は協定であり条約ではない。

3. イラク政府もイラク司法当局も、イラクに駐留するる米国市民および米軍要員を訴追する権限を持たない。

4. 米軍は、監獄をはじめとする治安施設を設置する権限を有し、それらの治安施設は米軍が運営する。

5. 米軍は基地内および移動の際、意のままに振る舞う権限を有する。イラク政府は介入する権限を持たない。

6. 米軍は、イラク政府の承認を得ることなしに、治安と安定を乱す個人を逮捕する権限を有する。

7. イラク諜報省、内務省および防衛省は今後10年にわたり米国の管轄下に置かれる。

米国が提案したこのSOFAはイラク閣議で採択され、イラク議会の承認を得られれば発効する[訳注:27日に議会は採択。国民投票にかけると言われている]。

けれども、議員たちは、イラクの広い範囲で反対の声が上がっているために、協定への投票を延期した[訳注:当初26日に投票される予定だったが27日にずれ込んだ]。この問題含みの協定はイラクの主権を侵害するものだと考えるイラク市民が、全国で抗議行動を起こしている。

投稿者:益岡
posted by 益岡 at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/110329026
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック