2011年09月08日

ペンタゴン、外国人契約労働者の「奴隷」状態を黙認

戦争の民営化がイラクやアフガニスタンでもたらしている現実の一側面。【続きを読む】
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2011年09月03日

「人道的介入」の危機

「人道的介入」の危機
ウォールデン・ベロ
ZNet原文

イラク:人道的介入の倒錯

米国のイラク侵略を正当化するために使われた最大の口実は、サダムが大量破壊兵器(WMD)を持っているという主張だったが、副次的だが重要な口実として、人道的理由で体制変更をするというものもあった。WMDがないことがはっきりしたとき、ブッシュ政権は遡及的に、人道的観点から侵略を正当化した。抑圧的な独裁者を排除して、民主的統治を導入すると主張したのである。

あとは歴史となった。今日のイラクは、中東産油地域を米国が地政学的に制圧するための基地となっている。イラクは米国の軍事力により据え付けられた政府を持ち、石油資源は主として西洋に奉仕している。中央政体の力が劇的に弱体化したイラクは、民族間そして宗派間の対立により分断の危機にある。原理主義が台頭し、世俗的な価値観や女性の立場は弱体化している。犯罪とテロが蔓延し、人々は大きな身の不安を感じている。

経済状況を見ると、一人当たり生産も生活水準も、侵略前よりもかなり低く、人々は慢性的な不安の中で暮らすことを強いられている。55%の人々が安全な飲み水を入手できず、100万人が食を確保できない状態にあり、公共的な食料配給に頼る人は640万人にのぼり、労働人口の18%が失業中である。

人道的介入により、かつては中東で最も発展した国だったイラクは、嘆かわしい状態へと突き落とされた。
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2011年08月08日

イラク戦争の8年間を振り返る(7)

イラク戦争の8年間を振り返る(7)
メディア・ベンジャミン&チャールズ・デービス
ZNet原文
2011年3月24日

2011年3月19日で、米国がイラク----大量破壊兵器も持たず、2001年9月11日のニューヨーク攻撃にも関与していなかった国----を侵略してから8周年を迎えた。

アメリカの人々は、この侵略について、祖国を防衛し、イラクの人々を解放するための戦いだと聞かされた。

米国国防副長官ポール・ウォルフォウィッツは、米兵は解放者として歓迎されるだろうし、イラクの石油収入で再建費用はまかなえるだろうと述べていた。

ディック・チェイニー副大統領は、軍事作戦は「数ヶ月ではなく数週間で」終わるだろうと述べていた。ケン・エーデルマン国防次官は、「イラク解放は容易な仕事だ」と述べていた。

それから8年、「容易な仕事」を振り返るときである。

イラク社会を毒で汚染する

米軍は、イラク全土に劣化ウランを使った爆弾を投下した。劣化ウランは核燃料製造過程でできる放射性廃棄物である。

比重が高く、着弾すると発火する性質から軍事目的では重宝されている劣化ウラン弾は、投下されてからのち何年にもわたって犠牲者を出しつづける。

イラクで最もひどい爆撃を受けたファルージャでは、英国の研究者が、幼児死亡率と発がん率の大幅な増加が見られることを明かにしている。インディペンデント紙によると、発がん率の増加は「広島と長崎に投下された原子爆弾の生存者について報じられている」発がん率を上回っているという。

がんの大幅な増加に直面しているのはファルージャだけではない。アルジャジーラの報道では、イラク中部の県バビルでも、分かっている限りで2004年に500件だったがんの件数が2008年には7000件に増えている。

また、昨年、American Journal of Public Healthで発表された研究によれば、バスラでは、この15年間に、子どもの白血病が2倍以上に増えている。

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2011年07月12日

イラク戦争の8年間を振り返る(6)

イラク戦争の8年間を振り返る(6)
メディア・ベンジャミン&チャールズ・デービス
ZNet原文
2011年3月24日

2011年3月19日で、米国がイラク----大量破壊兵器も持たず、2001年9月11日のニューヨーク攻撃にも関与していなかった国----を侵略してから8周年を迎えた。

アメリカの人々は、この侵略について、祖国を防衛し、イラクの人々を解放するための戦いだと聞かされた。

米国国防副長官ポール・ウォルフォウィッツは、米兵は解放者として歓迎されるだろうし、イラクの石油収入で再建費用はまかなえるだろうと述べていた。

ディック・チェイニー副大統領は、軍事作戦は「数ヶ月ではなく数週間で」終わるだろうと述べていた。ケン・エーデルマン国防次官は、「イラク解放は容易な仕事だ」と述べていた。

それから8年、「容易な仕事」を振り返るときである。

やむなく売春に追い詰められて

侵略と占領でもっとも大きな被害を被ったのは女性たちである。イラク政府の推定では、現在、夫を失った女性は最大300万人にのぼるという。

この間、名誉の殺人、強かん、誘拐などといった女性への暴力は増加し、多くの女性がそのために家にいることを余儀なくされ、雇用と教育の機会が制限されたと、Freedom Houseが新たに出した報告書は述べている。

「女性たちは、不正義と無力感を心の奥底から感じているため、そこから逃れるための方法としては自殺しかないと考えることもある」と報告書は書いている。

近隣諸国に逃げた多くのイラク人女性が、そこで子どもたちを養えない状況に直面している。

生活の糧を稼ぐために、何万人というイラク人女性が----13歳未満の少女さえ含め----特にシリアで、売春を余儀なくされている。

ある難民は、ニューヨーク・タイムズ紙に、「私が見たところでは、ダマスカスで現在この仕事についている少女たちの7割から8割がイラク人だ」と語っている。「イラクに戻れば殺されてしまうし、ダマスカスでできる仕事はそれしかない」。

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2011年06月17日

イラク戦争の8年間を振り返る(5)

イラク戦争の8年間を振り返る(5)
メディア・ベンジャミン&チャールズ・デービス
ZNet原文
2011年3月24日

2011年3月19日で、米国がイラク----大量破壊兵器も持たず、2001年9月11日のニューヨーク攻撃にも関与していなかった国----を侵略してから8周年を迎えた。

アメリカの人々は、この侵略について、祖国を防衛し、イラクの人々を解放するための戦いだと聞かされた。

米国国防副長官ポール・ウォルフォウィッツは、米兵は解放者として歓迎されるだろうし、イラクの石油収入で再建費用はまかなえるだろうと述べていた。

ディック・チェイニー副大統領は、軍事作戦は「数ヶ月ではなく数週間で」終わるだろうと述べていた。ケン・エーデルマン国防次官は、「イラク解放は容易な仕事だ」と述べていた。

それから8年、「容易な仕事」を振り返るときである。

家を追われた人は数百万人

国際連合難民高等弁務官事務所によると、2003年以来、「470万人以上のイラク人が自宅から逃れた。その多くが、人道的支援を緊急に必要としている」という。「解放された」国家における生活として承認できる状況ではまったくない。

イラク人の多くが、イランやヨルダン、シリアに逃れた。イラク国内の別の地域に逃れた人は約150万人で、その多くは逃れた先でも「苦しみはまったく解決されていない」と国連は発表している。

これから、結局自宅に戻れない人々は数百万人にのぼるかもしれない。

投稿者:益岡
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2011年06月07日

イラク戦争の8年間を振り返る(4)

イラク戦争の8年間を振り返る(4)
メディア・ベンジャミン&チャールズ・デービス
ZNet原文
2011年3月24日

2011年3月19日で、米国がイラク----大量破壊兵器も持たず、2001年9月11日のニューヨーク攻撃にも関与していなかった国----を侵略してから8周年を迎えた。

アメリカの人々は、この侵略について、祖国を防衛し、イラクの人々を解放するための戦いだと聞かされた。

米国国防副長官ポール・ウォルフォウィッツは、米兵は解放者として歓迎されるだろうし、イラクの石油収入で再建費用はまかなえるだろうと述べていた。

ディック・チェイニー副大統領は、軍事作戦は「数ヶ月ではなく数週間で」終わるだろうと述べていた。ケン・エーデルマン国防次官は、「イラク解放は容易な仕事だ」と述べていた。

それから8年、「容易な仕事」を振り返るときである。

依然として電気は通らず

かつては裕福な国だったイラクのインフラと基本社会サービスは、13年にわたる爆撃と経済制裁のために、崩壊した。

さらに、2003年の侵略により、発電施設や下水設備、浄水施設、病院などなどが破壊された。

それから8年。イラクの生活状況は、サダム・フセイン政権時代よりも悪化しており、電力、飲料水、医療、安全はずっと欠けたままである。

イラクの人々は、世界最強の国がイラクを侵略し、数十億ドルもの再建費用を投じたはずなのに、どうして電気すら復旧していないのか謎を感じている。

投稿者:益岡
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2011年05月30日

イラク戦争の8年間を振り返る(3)

イラク戦争の8年間を振り返る(3)
メディア・ベンジャミン&チャールズ・デービス
ZNet原文
2011年3月24日

2011年3月19日で、米国がイラク----大量破壊兵器も持たず、2001年9月11日のニューヨーク攻撃にも関与していなかった国----を侵略してから8周年を迎えた。

アメリカの人々は、この侵略について、祖国を防衛し、イラクの人々を解放するための戦いだと聞かされた。

米国国防副長官ポール・ウォルフォウィッツは、米兵は解放者として歓迎されるだろうし、イラクの石油収入で再建費用はまかなえるだろうと述べていた。

ディック・チェイニー副大統領は、軍事作戦は「数ヶ月ではなく数週間で」終わるだろうと述べていた。ケン・エーデルマン国防次官は、「イラク解放は容易な仕事だ」と述べていた。

それから8年、「容易な仕事」を振り返るときである。

イラク人死者は数十万人

イラクでの「お遊び競技」で最も大きな犠牲を払ったのはイラク市民だった。

ジェフリー・ゴールドバーグのような御用文化人が「深い道徳性」を備えた解放のための行動と呼んだこの侵略で、米軍と連合軍は自らが解放しているはずのイラク人を驚くほど多く、殺害した。

イラク・ボディ・カウント(IBC)という組織は、米国主導の侵略がもたらした直接の結果として、少なくとも9万9900人のイラク人文民が暴力的に命を落としたとしている。

けれども、これは、基本的に西洋のメディアで報じられた死者数にもとづく、極めて保守的な推定であり、侵略による膨大な数の死者を過小推定する方法である。

実際、昨年10月にウィキリークスが明らかにしたように、米国政府は1万5000人のイラク人文民を暴力的に殺したことを隠蔽していた。この殺害は、当時のIBCが出した犠牲者数の約20パーセントにのぼるが、これらは西洋のメディアでは報じられなかったのである。

残念ながら、イラク人死者の数は、IBCの集計よりもはるかに多い。

ジョンズホプキンス大学の研究者が医学雑誌『ランセット』で発表した2006年の研究では、3年少しのあいだに、「戦争の結果として」65万4965人の「過剰な死者がイラク人の間で出ている」としている。死亡の原因として最も多い銃撃、および医薬品と飲料水の欠如により、イラク人の死亡率は倍以上に増えた。

さらに、英国の調査会社オピニオン・リサーチ・ビジネスが2008年に行った調査では、「100万人以上のイラク人市民が、2003年から始まった紛争の結果死亡した」と推定している。
posted by 益岡 at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月19日

イラク戦争の8年間を振り返る(2)

イラク戦争の8年間を振り返る(2)
メディア・ベンジャミン&チャールズ・デービス
ZNet原文
2011年3月24日

2011年3月19日で、米国がイラク----大量破壊兵器も持たず、2001年9月11日のニューヨーク攻撃にも関与していなかった国----を侵略してから8周年を迎えた。

アメリカの人々は、この侵略について、祖国を防衛し、イラクの人々を解放するための戦いだと聞かされた。

米国国防副長官ポール・ウォルフォウィッツは、米兵は解放者として歓迎されるだろうし、イラクの石油収入で再建費用はまかなえるだろうと述べていた。

ディック・チェイニー副大統領は、軍事作戦は「数ヶ月ではなく数週間で」終わるだろうと述べていた。ケン・エーデルマン国防次官は、「イラク解放は容易な仕事だ」と述べていた。

それから8年、「容易な仕事」を振り返るときである。

国は破産

ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツとハーバード大のリンダ・ブライムズは、2008年、イラク戦争のコストを約3兆ドルを推定している。ブッシュが侵略時に戦争にかかるだろうと述べた費用の60倍である。

驚くべき数字だが、スティグリッツとブライムズは、今、その推定は「どちらかといえば過小評価」と述べている。

ワシントンポスト紙が昨年の秋に出した新たな情報では、戦争により連邦の負債が増加しただけでなく、石油価格の急騰を招くことで、世界経済の破綻にもつながったという。

「国家優先計画」によると、米国政府がイラクを破壊するために費やした金額で、1250万人の教員に年間給与を払うことができたし、1億6700万人の米国人に年間の医療費を支払うことができたという。

選挙で選ばれた政府関係者が、米国の財政は破綻したというときには、戦争費用を国内で使うよう言うべきである。

【2点めもまた、攻撃者であるアメリカ合衆国のことでした。】

投稿者:益岡
posted by 益岡 at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月07日

イラク戦争の8年間を振り返る(1)

イラク侵略から8年のまとめ。米軍の死者が最初に来ているのは順番が違う気もしますが。【続きを読む】
posted by 益岡 at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | イラク全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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